
プロモーションから、決算業務まで。
単なるサポート役ではない、「自分」を求められる働き方。
新人奮闘記
ホテル・リゾート/業務職
押味 桐ゑ
Kirie Oshimi
ホテル・リゾート本部 運営一部 運営企画グループ
2024年入社
法学部 法学科卒
PIONEER
INTERVIEW
担当物件

三井ガーデンホテル豊洲プレミア、
sequence MIYASHITA PARK、
ホテル ザ セレスティン 京都祇園など

ある1日のスケジュール
- 9:00
- メールチェック、タスク確認
- 10:00
- グループ会
- 11:00
- 広告代理店との打合せ
- 12:00
- ランチ
- 13:00
- ホテル運営会社(株式会社三井不動産ホテルマネジメント)との打合せ
- 15:00
- 支払関連業務
- 16:00
- チーム会
- 17:00
- 記事チェック、宿泊取材の予定確認
- 17:30
- 退勤
志望動機はなんですか?
主体性のある「縁の下の力持ち」。
目指すワークスタイルが、ここにあった。
年齢や性別などの枠を超え、多くの人に豊かな生活を届けたい——私のそんな就活軸に、どこよりもフィットする会社だと思いました。三井不動産は、商業施設、オフィス、住宅など、幅広いアセットを通じて日本の街づくりを牽引しています。その影響力の大きさはきっと、豊かな生活を届けられる範囲の大きさだと考えていました。
業務職を選んだのは、私が「縁の下の力持ち」であることに喜びを感じるタイプだからです。大学時代、学園祭の運営委員会で私が担当したのは、マニュアル作成や備品管理でした。マニュアルを作っても、お客様の目に触れることはありません。けれど、精緻なマニュアルがあるからこそ進行が円滑になり、結果的にはお客様を喜ばせることにつながる。そんなやりがいを、仕事でも味わいたいと思いました。ただ、「業務職」と一口に言っても働き方は会社によってさまざまです。私が判断の基準にしたのは、「AIではできない業務」——つまり、主体性と自分らしさをしっかり発揮できるかどうかでした。それがいちばん叶いそうなのが、三井不動産の業務職でした。

仕事内容を教えてください。
論理と感覚。その両方が問われる、
海を超えたホテルブランディング。
インバウンドブランディングチームの一員として、3つのホテルブランド「三井ガーデンホテルズ」、「sequence」、「THE CELESTINE HOTELS」の海外向けPRを担当しています。手法として多いのは、アジアや英語圏、中東など、さまざまなエリアのメディアやインフルエンサーとのタイアップです。ただ、中東などは対象になって間もないエリアなので、情報が乏しいのが現状です。そこで私は、代理店を経由してメディアやインフルエンサーの情報を収集。入手したデータを精査したうえで自分なりのリコメンドを付け加えて資料化し、総合職に連携します。それを根拠として、インフルエンサー起用の方針が決められていくのです。論理的に分析する力と、感覚的に判断する力の両方が求められる大変さはあります。けれど、チームで磨き上げたPRが遠く海外にまで届き、それが広告のクリック率や、やがては宿泊数に現れていく。数値というわかりやすい結果が見え、多くの人が来日するきっかけをつくれる点でもやりがいを感じています。
そのほかに、事務的な業務も担当しています。たとえば、現場の業務効率を改善しホスピタリティを向上させるためのシステム開発に関する発注や支払処理、さらには、総合職が参加する会議の設定やスケジュール調整なども行っています。「少しでもチームメンバーが働きやすくなるように、私に出来ることを進めてチームに貢献したい」という思いから、できるだけ自分から手を挙げて、業務を引き受けるよう心がけています。

入社して驚いたことはありますか?
想像以上に多岐にわたる業務を担当。
効率よく、精度高く、両立させたい。
「業務職とは、総合職のサポートをするだけではありません。チームの一員として主体性を持って動く仕事です」。三井不動産の会社説明会で、業務職の説明として繰り返し耳にしたフレーズです。それでも私は正直なところ、サポート役というイメージがどうしても拭いきれないままでした。ところが入社してみると、まさに聞いていたフレーズの通り。想像以上に、自分の意見や感覚を求められる場面が多いのです。たとえば、動画PRの中でホテルのどのポイントを強く打ち出すべきか、自分なりの「推しポイント」をミーティングで提案する機会もあります。
一方で、四半期毎にある決算業務のように正確さが求められ、大きな責任を伴う業務もあります。特に予算管理の面では、エクセルで各施策の予算を細かくアップデートし、総合職の方が管理しやすいような工夫をしています。
両立するのは大変ですが、効率よく、それでいて精度を落とすことなく、多岐にわたる業務を並走させたい。その方法を見出すことが今の自分の課題だと捉えて、模索を続けています。

思い出深い仕事を教えてください。
インフルエンサーの言葉に感じた、
豊かな体験を世界に広げる手応え。
つい先日、中東からインフルエンサーをホテルに招いての動画撮影と取材が無事に完了しました。インフルエンサーの選定から細部の調整まですべてに携わった案件だったので、無事に終了できたときは感慨深かったです。中東には富裕層が多く、また家族全員での宿泊も珍しくありません。そこで動画内では、プールやバー、眺望などの煌びやかさと、家族でゆったり過ごせる部屋の広さを強調。こうした方向性の決定にも関わることができました。基本的に私の役目は、インフルエンサーが来日するまでの下準備です。その先はホテルの運営会社にバトンを渡すのですが、撮影と取材を終えたインフルエンサーから「PRかどうかは関係なく、本当に素敵な体験ができたし、また泊まりに来たい」との言葉が届いて感動しました。
三井不動産のホテルは、老若男女も国籍も問わず、あらゆる方が利用する場所です。PRを通じてその魅力を世界中に広げれば、潤いのある体験を広げていくことにつながります。「年齢や性別などの枠を超え、多くの人に豊かな生活を届けたい」。私が就活の時に願ったことは今、想像を大きく超えた形で実現しようとしています。



将来、挑戦してみたいことは?
取りこぼされていた物事の中に、
大切な気づきを見つける。
PRだけに留まらず、ホテルの運営に対して貢献できることを増やしたいと思っています。特に、「取りこぼされがちだけれど実は大切なこと」をすくいあげ、解決していきたいです。宿泊されるお客様はもちろんですが、スタッフ側にもそういった課題はたくさん隠れていると思っています。たとえば、ホテルの「荷物あふれ」です。お客様から一時的にお預かりする荷物の整理が追いつかない現状に対し、タグによる効率化というアイデアがあります。いい解決策に思えるのですが、現場のスタッフから見れば、オペレーションが複雑になるデメリットもあります。複数の視点を想像することで、よりよい考え方を発信できるのかもしれません。今の業務には、そんな想像を働かせるための土台となる、自ら現場を見る機会がたくさんあります。実際のホテルを訪れての視察や試泊、ホテルの運営会社との密接なコミュニケーション。こうした機会を成長に結びつけながら、ホテル運営にさらに貢献していきたいです。
また、いずれは商業施設の運営も担当してみたいと思います。幼い頃、家族と出かけた「三井アウトレットパーク」をきっかけに三井不動産を知った私にとって、原点のようなアセットだからです。そして、どの事業に移ったとしても、今の経験を活かして何らかのブランディングに携わっていたいです。各地のホテルを知ることで実感したのは、三井不動産がどれほど地域を大切にした街づくりを行っているかでした。きっと、どの事業にもその想いがあるはずです。それを発信し、広げていくことに、これからも関わり続けたいです。
私のオン

いつも優しく相談に乗ってくださる先輩方に囲まれており、おかげで不安を感じることなく仕事に取り組めています。ブラザー(写真左・教育担当)からは、社会人として大切なことを数多く学ばせていただいています。とても明るく穏やかな方で、周りにはいつも笑顔が絶えません。また業務職の先輩(写真右)は、細かい作業をいつも丁寧に教えてくださり、私の憧れの存在です!
私のオフ

国内外問わず、旅行が大好きです! 旅先でおいしいごはんを食べたり、綺麗な景色を眺めたり、友人や家族と現実を忘れて過ごしたりすることで、心も体もリフレッシュしています。また、歩くことが好きなので、30分以内の距離であれば基本的に徒歩で移動します!写真は、今年インドネシアのバリ島へ行った時の1枚です。
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