
商業施設に命を吹き込むのは、
テナントという、ここだけの魂。
新人奮闘記
商業施設/総合職
松井 竜豪
Ryugo Matsui
商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部 商業施設営業三部
2024年入社
法学部 法律学科卒
PIONEER
INTERVIEW
担当物件

ららぽーと門真(写真参照)をはじめ、関西地域のららぽーとほか

ある1日のスケジュール
- 9:00
- 出社、部会、チーム会でリーシングの進捗報告
- 11:00
- 担当物件のMD(マーチャンダイジング)定例会議
- 13:00
- リニューアル物件の会議
- 15:00
- 新規テナントと先方本社での商談
- 17:00
- メール確認、タスク・スケジュール確認
志望動機はなんですか?
トップを目指し続ける仲間と、仕事への誇り。
だからこそ、挑戦者でいられる。
就活で何よりも力を入れたのは、社員訪問です。「これは」と思った会社があれば、その1社だけで10人以上。全体では100人を超えた社員に会っているはずです。「実際に働いている人の声ほど、確実な情報はない。」そう信じていましたし、どんな人と働くことになるのかもしっかりと知ったうえで、会社を選びたいと思っていました。学生時代にサッカーに打ち込んだ経験から、大きな目標に挑む時、苦しさを乗り越える時、そばにいてくれる仲間の大切さをよく知っていたためです。
三井不動産の社員に共通していたのは、会った全員が仕事に誇りを持っていたこと。「大変だけど、仕事も仲間も魅力的だから挑戦を続けられる」——誰もがそう口を揃えていました。さらに詳しく話を聞く中で浮かび上がってきたのは、業界首位に決して甘んじることのない、挑戦者としての姿勢です。たとえば、不動産の枠を超えた事業提案制度「MAG!C」や、ホテルを舞台に謎解きやコラボルームを提供する自由度。本気でプロを目指したサッカーのように、三井不動産なら、社会人になっても本気の挑戦を続けられる。そう確信しました。

仕事内容を教えてください。
テナントの誘致を通じて、
その商業施設だけの「味」を生み出す。
「ららぽーと」を始めとする、全国の商業施設に飲食テナントを誘致する仕事をしています。自分の手で新しいテナントを開拓する営業活動のほか、担当する商業施設に空きが出た際、社内の営業担当メンバーに向けてその情報を発信し、テナント誘致の司令塔をつとめる物元(ぶつもと)業務も行っています。
「商業施設という箱に、魂を吹き込む仕事」——尊敬する上司の表現です。商業施設は、「買う」「食べる」などの目的を持って来館するお客様がほとんど。建物の外観が美しかったり、内装にこだわりのある空間を演出したりすることはもちろん大切ですが、それだけで集客はできません。だからこそ、商業施設を満たすテナントによって三井不動産らしい色や味を出し、「あのお店があるから行きたい」「また来たい」と思っていただくことが重要なんです。マーチャンダイジング——商業施設の戦略や方向性に合わせたテナントの配置方針——に基づき、どんな飲食店があれば商業施設の魅力が高まるかを考え抜き、テナント候補の飲食店や社内の関連部署とコミュニケーションを重ねながら誘致を進めています。
この仕事の難しさは、関わる人の立場によって、最優先とする「正義」が違うところです。テナントの売上、商業施設全体の収支、そのほかのさまざまな事情……どれも間違いではありませんが、時にはぶつかってしまうこともある。その中で、誰もが納得する落としどころを見出すことに難しさを感じています。心がけているのは「素直になること」。相手の言葉を素直に聞き、こちらの意見も素直に伝えることで、お互いに腹を割って議論できる状況をつくるよう意識しています。

入社して驚いたことはありますか?
配属半年で、9物件の商業施設を担当。
新人離れした裁量の大きさ。
1年目に与えられる裁量の大きさは、想像をはるかに超えていました。私は配属から半年足らずで、メインとサブを合わせて9物件の商業施設を担当。誘致する飲食店を決める際には、さまざまな情報をもとに自身で検討しチームに提案を行います。それをチーム内で再検討したのちに、営業部としての方針が決まるのです。自分で検討し提案したことが、営業部の方針として尊重され、実現できる環境が整っているのです。魅力を感じた飲食店には自分からアプローチすることもできますし、全国どこの商業施設でも、飲食店の方々の出店ニーズを伺いながら自由に提案することができます。大規模なリニューアルの際には、フードコートやレストランの区画をハードからつくりあげるための検討にも参加します。
また、新人でありながら、飲食店の経営者や起業家と直接交渉することもあります。経営哲学やブランドへの思い入れなど、貴重な話題に触れられるまたとない機会。けれどそれが与えられるのは、三井不動産という看板があってこそ。そのことを勘違いせず、いずれは「松井竜豪」という私の名前を信頼していただけるようになりたい。まずはお客様と対等に話せるだけの知識を身につけるため、業界や商業施設についての学びを深めているところです。

思い出深い仕事を教えてください。
初契約から学んだ、
「選んでいただく」という喜びと責任
「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に地元の人々になじみの深い名物店を契約できた時は非常にうれしかったです。もともと先輩から引き継いだお客様でしたが、これまで取引はありませんでした。初出店というハードルを下げ、安心して入居してもらえるように、まずは私自身がお客様について深く理解することに努めました。実際にお店に足しげく通い、料理を味わいながら会話を重ねたり、その企業が出版している書籍を読んだりすることで、お客様のニーズをより深く理解することができました。結果的に、お客様のニーズとららぽーとの業態がマッチし、無事出店が決まりました。名古屋名物を取り入れることでこれから商業施設の魅力がさらに高まるのではないかと期待しています。もちろん、私にとっては初契約であったことも非常に思い出深いポイントです。
この時に改めて感じたのは、「お客様にも強い想いがある」ということです。新規店舗の出店は決してメリットばかりではなく、リスクも伴います。それでも踏み切ってくださるお客様のために、営業としての責任をしっかり自覚したうえで行動しなければ。そんな思いを新たにしました。



将来、挑戦してみたいことは?
Win-Win-Winを重ねながら、
日本地図に刻まれる商業施設を。
デベロッパーに入社したからには、日本地図に残り続けるような仕事をやりとげたいと思っています。特に興味があるのは、商業施設の開発。商業施設は老若男女、幅広い来館者が楽しめる場です。たくさんの人々に、目に見える形で幸せを提供すること。それは私にとっても大きなテーマ。いつか、自分が1から開発した商業施設で、心から楽しんでいるお客様の姿を見ることができたらうれしいですね。
また、国内外を問わず活躍できる社会人になりたいとも考えています。学生時代、ヨーロッパを旅した時、1カ月ほどの期間でしたが、驚くほどたくさんの価値観を学ぶことができました。あの時の経験を振り返ると、1人の人間として成長するうえで、働く国や地域に囚われるべきではないとも思います。
こうした目標の達成へと進んでいくためにも、まずは今、目の前にある仕事としっかり向き合い、成長する必要性を感じています。お客様である飲食店の要望にしっかりと耳を傾ける。肌で感じる。社会全体のトレンドを鋭敏に捉える。こうしたことを徹底しながら、三井不動産、テナント、お客様のWin-Win-Winを実現できる存在になりたいですね。
私のオン

私が所属する部署の部長です。長年、商業施設の営業に携わっていらっしゃる商業営業のプロ。
仕事では、何を意識して取り組むべきか、営業部としての在り方を熱心にご指導してくださるとともに、若手の意見を尊重してくださるので、日々楽しくのびのびと仕事ができています。
仕事の悩みやプライベートの悩みまで色々と相談に乗ってくださり、二人で一緒にランチに行くことも。
私のオフ

休日は同期、または社外の友人とサッカーをします。大学時代は毎日のように体を動かしていましたが、社会人になるとそうはいきません。だからこそ、休日に仲間と共に体を動かし共に汗を流す日々は、かけがいのない時間です。また、運動後のサウナ、その後の飲み会までがセットです(笑)
お酒を飲みながら仕事やプライベートの話をする事も充実した日々を過ごす秘訣です。
(この写真は、デベロッパー各社の同期が集まって開催されたフットサル大会)
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