CROSS TALK

総合職×業務職 対談

総合職と業務職の協働によって、三井不動産のプロジェクトは動いています。
日々、何を感じているのか。お互いをどう捉えているのか。
そのリアルを語り合います。

PROFILE

総合職

髙山 幸太郎

商業施設本部 アーバン事業部
アセットマネジメントグループ
2004年入社

業務職

宍戸 佑衣

商業施設本部 アーバン事業部
アセットマネジメントグループ
2019年入社

2人が所属するアーバン事業部アセットマネジメントグループは、主に日本橋や銀座にある都心型商業施設の運営を担う部署。日頃から現場で店舗と接する三井不動産商業マネジメント社に対し、ベースとなる施設の運営方針や店舗入替方針を示したり、トラブル発生時には同社と連携して解決にあたる。施設運営の最終責任者として、日常管理や工事、会計、テナント契約、多様な関係者との調整など、幅広い知識とスキルが求められる。

Chapter 01

想像以上に広かった、業務職の舞台。

私、大学でゴルフ部だったんですが、試合に出るほどうまくはなかったので、プレイヤーを支えるトレーナー役も兼務していました。だけどやっぱり、プレイヤーでもあるんですよね。その感じが、いまのポジションにすごく近いなと思っています。資料作成や各種手続き業務などを通じてオフィス内で髙山さんをサポートしつつ、ゼネコンさんとの設計打ち合わせや、建物のオーナーさんとの契約交渉に同席する機会もあって。

1年目でこれだけの業務を任されているわけだから、業務職が担う役割は大きいよね。

「足を引っ張ってるんじゃないか」とちょっと心配です。髙山さんが一人で行けば済む打ち合わせでも、私がついていくから。

その瞬間だけを切り取れば、ムダのある動きに見えるかもしれない。でも、宍戸がちゃんと現場にいて、いろいろと吸収してもらうことが大切だから。いまは右も左もわからなくても、その経験がさらに活躍の幅を広げることにつながっていくはず。それに、宍戸は新人だから同行して勉強してもらってるだけで、いずれは一人で動く時がくると思うよ。

正直に言うと、業務職がこんなにいろいろできる立場だとはイメージしていませんでした。オフィスにいる時間が長いイメージがあって。けれど考えてみれば、業務職にもいろんなタイプの人がいます。裏方に徹することに喜びを感じる人もいれば、外に出たい人だっている。その誰もがやりがいを感じられるのが三井不動産の業務職なのかもしれませんね。

気楽にやればいいよ。俺たちも、宍戸にいきなり成果を出せと迫っているわけじゃないから。勉強の機会と捉えてもらえればいい。それに、1年目の宍戸と組むことは俺にとっても学びの機会。宍戸から「これはなぜ必要なのか」などのピュアな質問を受けると、自分自身も考えさせられる。今まで当たり前だったことでも「確かに何のためにやってたのか」って見つめ直すことができて。ちなみに宍戸がいま、いちばん苦労しているのはどんなこと?

やっぱり知識です。当然といえば当然ですが、商業施設について知らないことが多すぎて。でも、総合職の髙山さんとチームを組んでいることで、毎日多くのことを学ばせてもらっています。すごく恵まれた環境です。

Chapter 02

新しいことだらけの毎日が、
いつか自信になる。

ちょっと悩んでいることがあって。なんだか、日々手応えがフワッとしてるんですよ。自分の力でやり切った感覚が薄いというか。

業務が幅広いからこそ、なんじゃないかな。たとえば、「書類を正確に仕上げる」というだけの仕事だったら、やるべきことが明確に決まってるから達成感を感じやすい。自分一人でできるのかどうかもパッと判断できるから、自信を持って進められるよね。

なるほど。たしかに、「自分の力だけで最後までやり切った」と思えるような仕事には出会っていないかもしれません。

俺たち総合職も、似たような感覚に悩んでいたりする。業務の範囲が広くて、極端な言い方をすれば曖昧でもあるから、「自分に何ができるのか」「何をしたのか」が、宍戸の言う通りフワッとしがち。成功体験が少ない新人のうちは特にそうだね。これは、総合デベロッパーという事業がものすごく幅広いことの裏返しでもあると思う。

はっきり自信が持てるようになるためには、どうすればいいですか?

どんどんコミットしていくことが大切。誰かにやらされるのではなく、自分からやったほうが楽しいし、それがやがて自信になる。宍戸がやっている業務については俺より宍戸の方がプロなんだし、工夫や改善はどんどん提案して、実行してほしい。

本当に毎日が新鮮です。同じことの繰り返しが全然なくて。その中で感じる「業務職ならでは」の手応えを考えてみると、プロジェクトの一員であることの実感を得られたときが一番ですね。特に、一緒に動いているときの周りの人たちからの「ありがとう」は本当にうれしいです。同じことをやりがいに挙げる同期も多いですね。ただ、それ以上に私、けっこうやらかしてると思うんですけど…。

成長って、失敗しないとできないからね。「総合職」と「業務職」という違いはあるけれど、同じプロジェクトに挑む仲間だから何か問題があったとしても、責めるよりは一緒に乗り越えようという思考になる。これは俺に限らず、みんなそうだと思う。

Chapter 03

新人こそ、フライングを恐れるな。

いくつかのプロジェクトに一緒に関わってきたけど、思い出深いものはある?

プロジェクトの始まりに近いところから参加できたという意味では、宮下公園の再開発ですね。仕上がりかけているプロジェクトと違って、自分の意見を挟む余地があるので。と言っても、ガンガン手を挙げるのはまだ難しいですけど。

上層部に提出する説明資料づくりをお願いしたことがあったね。商業施設のある区画をどう活用すべきか、コンセプトや予算、管理体制をまとめたものをお願いしたよね。

はい、つくりました。つくりましたけど、髙山さんにほとんど丸ごと直されました。

宍戸が一回で完璧なものを作れるとは思ってなくて、大切なのは議論するというプロセスなんだよ。考え方や思い描くイメージを話しながら共有したかったんだ。将来を語るのに正解はないし、俺だってもちろん間違える。だからいろんな視点から議論して、みんなで未来を思い描いていくんだよ。

あの資料づくりをきっかけに、だんだん自分の意見が言えるようになってきたのかなと思います。すごくいい経験でした。1年目って、会議で発言するのにすごく勇気がいりますよね。機会があっても、あたりさわりのないことしか言えなかったり。でも、資料づくりは髙山さんと1対1のやりとりだから、そこまで気負わずにすむ。「どう思う?」って投げかけられたら、自然に答えられる。それが続くと、だんだん自信になっていくんです。

吸収の次のステップは、発信だからね。これからは思っていることを積極的に言葉にしてもいいんじゃないかな。「それ、違うんじゃないですか」って1年目が言ったって、誰も怒らないし。

でも、まだまだ吸収できていないですから。知識の海で溺れかけています。

いや、発言はフライングするくらいでちょうどいいよ。俺はいまでもフライング多いし、それでいいと思ってるし。

Chapter 04

発信できる人へ。

ときどき、もし髙山さんが異動したらどうなるのかを想像します。その時、私は髙山さんがやってることを一人でやるようになるのかな、と。そこまで求められているのかどうかはわからないんですけど、どうしても。

大丈夫。みんな通ってきた道だから。俺だって新人の頃、先輩が急にいなくなって協力会社さんとの定例で三井不動産を代表して発言しなくてはいけない時はしびれたよ。でも、それが成長へのドライブなんだ。

1年目と16年目という経験の差もありますけど、やっぱり髙山さんの知識量はケタ違いです。どうやったら追いつけるのかわかりません。……追いつくべきですか?

「こう育たないとダメ」という決まりなんかないからね。それでもあえて言うなら、繰り返しになるけど「発信できる人」になってほしいと思う。いろんな知識に触れられる環境にいるわけだから、それを伝えられるようになるといいよね。

業務職という仕事の中身を知った時、「めちゃくちゃ大変かも」と思ったんです。実際にやってみると、もちろん楽ではないですけど、それ以上に刺激的でした。三井不動産で学べるさまざまなことの中でも、いちばん最前線に触れている感覚があって。まだまだ先は見通せていませんが。

三井不動産のジョブローテーションのよさは、いろんな人とチームを組んで仕事すること。急に先輩がいなくなることも、違う人とチームを組むことも、いろんな人の考え、生き方を知って、自分の意見を形成したり修正したりすることにつながる。その人との関わりが自分の成長だし、何より、いろんな人との出会いが自分の財産。今はまだ、手応えより不安を感じる場面のほうが多いかもしれない。でもそのうち、思ったよりずっと成長できている自分に気づくはず。誤解を恐れずに言ってしまえば、1年目に任される仕事って「中継ぎ」に近いんだよね。けれど成長するに従って、最初から最後までやり切れるようになっていく。

自分がそうなれるのかはわかりませんが。ただ髙山さんと話していると、手応えがフワッとしていること、ゴールがはっきり決まっていないことも、そんなに悩まなくてもいいような気がしてきました。貴重な経験を1年目から重ねていることはまちがいないと思うので。

三井不動産は、一人ひとりをしっかり見て育てることが得意だから。「こうなりたい」という意志が明確にあれば、それが実現できるように環境を整える。そうでなくても、向いていることを客観的に見定めた上で、その人らしいキャリアを描けるように導いていく。心配はいらないよ。